デジタル大辞泉
「定着液」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ていちゃく‐えき【定着液】
- 〘 名詞 〙
- ① 定着③に用いられる溶液。普通、チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)を主剤とした水溶液が用いられる。
- [初出の実例]「右液を乾板に定着(ていちゃく)せしむ之は撮影済乾板の定着液を滌除(てきじょ)し」(出典:風俗画報‐二五三号(1902)人事門)
- ② 美術で、木炭・コンテ・鉛筆・パステルなどで描いた絵の表面に吹きつけ、画面がこすれた際、画像が損なわれるのを防ぐための液。松脂・シェラックをアルコールで溶いたもので、木炭・パステルなどの粒子を画面に定着させる働きをもつ。フィクサティーフ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の定着液の言及
【定着】より
…このため現像後に残存するハロゲン化銀を水溶性銀塩に転換し,水洗してフィルムから除去する必要がある。このハロゲン化銀を可溶性銀塩に転換する処理が定着で,定着処理に使う処理液を定着液という。
[定着液]
写真フィルム中のハロゲン化銀を水溶性銀塩に転換する定着剤として,チオ硫酸ナトリウム(ハイポhypo)およびチオ硫酸アンモニウムが広く使われる。…
※「定着液」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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