宜谷村(読み)ねぎだにむら

日本歴史地名大系 「宜谷村」の解説

宜谷村
ねぎだにむら

[現在地名]鳥取市祢宜谷ねぎだに

香取かとり村の南に位置する。根木谷・根宜谷・禰疑谷とも記した(「在方御法度」「在方諸事控」など)。村名は香取意上奴いがみぬ神社の禰宜にちなむという。若桜わかさ往来が通り、文政年間(一八一八―三〇)の法美郡全図(県立図書館蔵)には一里塚が記されている。同往来は南の堀越ほりごし峠を越えて八上やかみ郡に抜ける。山地に囲まれた谷筋に田が開かれたが、谷奥には溜池があった(前掲全図)。拝領高は一一八石余、本免は六ツ。天保三年(一八三二)山林は一町六反余で、藪役銀八匁一分を課されており(藩史)、加須屋氏・上山氏の給地があった(給人所付帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android