宝台院(読み)ほうだいいん

日本歴史地名大系 「宝台院」の解説

宝台院
ほうだいいん

[現在地名]静岡市常磐町二丁目

JR静岡駅西方、国道一号の北側沿いにある浄土宗寺院。山号は金米山、寺号は龍泉りゆうせん寺、本尊阿弥陀如来。永正六年(一五〇九)頃までに鎌倉光明こうみよう寺八世観誉祐崇が有渡うど柚木ゆのきに結んだ草庵龍泉寺を前身とする(蓮門精舎旧詞・駿河志料)。天正一七年(一五八九)徳川家康側室で二代将軍徳川秀忠母の西郷局が没し、龍泉寺に葬られ龍泉寺殿の諡号を受けた(「駿河記」など)。慶長九年(一六〇四)三月に府中の内で三〇石(「徳川家康朱印状写」宝台院文書)、元和六年(一六二〇)には有渡郡馬淵まぶち村で三〇〇石の寺領が龍泉寺に寄進され(「徳川秀忠朱印状写」同文書)、寺領は馬淵村の三〇〇石として幕末に至る(旧高旧領取調帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宝台院」の解説

宝台院 ほうだいいん

お愛の方(おあいのかた)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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