日本歴史地名大系 「宝泰寺」の解説
宝泰寺
ほうたいじ
JR静岡駅の北方にある臨済宗妙心寺派寺院。金剛山と号し、本尊は釈迦如来。寺伝によれば、往古七堂伽藍を有する真言宗寺院であったが、のち荒廃し、南北朝時代に無文元選によって再興され、臨済宗に改宗したという(駿河記)。永禄(一五五八―七〇)末年の武田信玄による駿府攻略の際に灰燼に帰したが、雪峰が中興の祖となって再興(同書など)。元亀三年(一五七二)五月一四日、武田信玄が寺領および諸役免除を安堵し、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報