実名小説(読み)ジツメイショウセツ

デジタル大辞泉 「実名小説」の意味・読み・例文・類語

じつめい‐しょうせつ〔‐セウセツ〕【実名小説】

モデルとする人物を、実名のまま用いて作中人物とした小説

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精選版 日本国語大辞典 「実名小説」の意味・読み・例文・類語

じつめい‐しょうせつ‥セウセツ【実名小説】

  1. 〘 名詞 〙 実在現代の人物、また近い過去に実在した人物の名前題名とし、あるいは作中に登場させた伝記小説の一種。第二次大戦後の日本一時期流行した。たとえば檀一雄の「小説・太宰治」、佐藤春夫の「小説高村光太郎」など。
    1. [初出の実例]「日本の文学にルポルタージュとか実名小説とか称する二次的ジャンルをつくりだしはしたものの」(出典:記録主義の精神(1957)〈杉浦明平〉一)

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