客裏(読み)かくり

精選版 日本国語大辞典 「客裏」の意味・読み・例文・類語

かく‐り【客裏・客裡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 旅にある間。他郷にいる間。旅行中。
    1. [初出の実例]「今度客裏歴数日。雖然公私共無災無為。殆公方様御威徳所及」(出典蔭凉軒日録‐寛正六年(1465)九月二八日)
    2. [その他の文献]〔姚燧‐次韻時中詩〕
  3. 仏語。まだ一寺の住持とならないで、寺から寺へ行脚(あんぎゃ)する修行僧行脚僧雲水

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「客裏」の読み・字形・画数・意味

【客裏】きやくり

旅先。旅行中。唐・牟融啓の東のかた京に還るを送る〕詩 客裏、故人酒して別る 天涯子、裘(へいきう)

字通「客」の項目を見る

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