旺文社世界史事典 三訂版 「宣和時代」の解説
宣和時代
せんなじだい
北宋第8代の皇帝徽宗 (きそう) 治世末期の文化が興隆した時代
徽宗は皇帝としては失格者であったが,芸術家として文化史上に残した業績は大きかった。詩・音楽・書画を奨励し,宮廷に所蔵された絵の目録・解説である『宣和書画譜』をつくり,翰林 (かんりん) 院の書院・画院の作家を保護した。陶磁の名品も輩出するなど,各方面で文運が栄えたが,金軍の侵入によって中断した。
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