室孝次郎(読み)ムロ コウジロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「室孝次郎」の解説

室 孝次郎
ムロ コウジロウ


肩書
衆院議員(進歩党)

別名
諱=方義 字=子成 変名=正木 小七郎 号=桜蔭

生年月日
天保10年9月14日(1839年)

出生地
越後高田本誓寺町(新潟県)

経歴
漢学、剣道和歌を学び、勤王の志厚く、慶応2年京都に上って広く志士と交わった。明治元年戊辰の役には北陸道官軍の御用掛として従軍。3年高田藩聴訴掛、また同志と高田病院を創設。8年弥彦神社宮司、11年第8大区長、高田中学校長、12年西頸城部長。14年辞任し、信越鉄道敷設を計画、鈴木昌司らと頸城自由党を組織、のち上越立憲改進党を結成、21年さらに政友同盟会を創立、会長。23年以来衆院議員当選4回。29年進歩党頸城支部長、30年愛媛県知事となった。

没年月日
明治36年6月21日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「室孝次郎」の解説

室孝次郎 むろ-こうじろう

1839-1903 明治時代の政治家。
天保(てんぽう)10年9月14日生まれ。越後(えちご)(新潟県)高田の呉服商。京都で尊攘(そんじょう)運動にくわわり,戊辰(ぼしん)戦争に従軍。維新後は西頸城(にしくびき)郡長などをつとめ,明治18年の信越本線着工につくした。23年衆議院議員(当選5回,憲政本党)。30年愛媛県知事。明治36年6月21日死去。65歳。号は桜蔭。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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