室蘭製鋼所(読み)むろらんせいこうしよ

日本歴史地名大系 「室蘭製鋼所」の解説

室蘭製鋼所
むろらんせいこうしよ

[現在地名]室蘭市茶津町

現在の日本製鋼所室蘭製作所の前身となった製鋼所。当初、北海道炭礦鉄道(明治三九年の鉄道国有法によって鉄道を買上げられ、翌年北海道炭礦汽船と改称、通称は北炭)の理事井上角五郎は、内浦湾の砂鉄を主原料とする製鉄場を室蘭に建設する計画を立てた。しかし日露戦争後の政府の製鉄から製鋼、すなわち鉄生産より兵器生産を主流とする方針転換により、明治四〇年(一九〇七)一一月に北炭はイギリスのアームストロング・ビッカーズ両社との共同出資によって日英合弁会社として日本製鋼所を設立。翌年五月から工場の基礎工事に着手し、同四四年までに主要工場の大部分を完成させた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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