宮ヶ瀬村
みやがせむら
[現在地名]清川村宮ヶ瀬
愛甲郡の北西端にあり、南は煤ヶ谷村、東は半原村(現愛川町)、北から西は津久井県に接する。南に丹沢山塊を負う山村。中津川支流の唐沢川・布川・塩水川などが丹沢山中の深い渓谷を北流し、字和田で川弟川を、字落合で早戸川を合せる。集落の大部分は和田と落合の間に集まる。津久井厚木往還が川弟川・中津川・早戸川に沿い、煤ヶ谷村から当村を経て津久井県鳥屋村(現津久井郡津久井町)に至る。永仁二年(一二九四)正月二日の足利貞氏吉書(県史二)に「相模国宮瀬村」とある。慶長八年(一六〇三)二月の大中郡宮河瀬村検地帳(山本務本氏文書)や正保国絵図は宮河瀬である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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