宮地政司(読み)ミヤジ マサシ

20世紀日本人名事典 「宮地政司」の解説

宮地 政司
ミヤジ マサシ

昭和期の天文学者 東京大学名誉教授;元・東京天文台長。



生年
明治35(1902)年10月7日

没年
昭和61(1986)年10月11日

出身地
広島県因島市

学歴〔年〕
東京帝大理学部天文学科〔大正14年〕卒

主な受賞名〔年〕
朝日文化賞(昭24年度)〔昭和25年〕,紫綬褒章〔昭和43年〕,勲二等瑞宝章〔昭和48年〕

経歴
ジャワ・ボスハ天文台長、東京天文台国際時報時所研究主任を経て、昭和24年東大理学部教授。32年4月から6年間、東京天文台長を兼任し、38年定年退官。他に日本学術会議会員、宇宙開発審議会委員、測地学審議会会長などを歴任。36年から10年間、文部省測地学審議会会長を務めた。地球の経度が周期的に変化していることを世界に先駆けて発見し、天文学界の長老として宇宙開発や南極観測の推進に努めた。著書に「位置天文学」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮地政司」の解説

宮地政司 みやじ-まさし

1902-1986 昭和時代の天文学者。
明治35年10月7日生まれ。ジャワ島ボスハ天文台長,東京天文台(現国立天文台)国際報時所研究主任をへて,昭和24年東大教授,32年東京天文台長となる。日本標準時の精密測定,経度変化観測による地球自転の極運動検出を研究。昭和61年10月11日死去。84歳。広島県出身。東京帝大卒。著作に「位置天文学」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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