宮部下村(読み)みやべしもむら

日本歴史地名大系 「宮部下村」の解説

宮部下村
みやべしもむら

[現在地名]久米町宮部下

宮部川に沿い、平坦地に恵まれる。北西宮部上村、南は中北上なかぎたかみ村、東は中北下村。宮部上村と高山たかやま(現苫田郡鏡野町)との境界に標高五六七・四メートルの妙見みようけん(檜ヶ山)があり、その山頂にある妙見宮への登り口がある。青木あおき橋のたもとに慶応元年(一八六五)の妙見宮道の道標があり、堀切ほりきり橋のたもとにも同二年の道標がある。現在も妙見信仰根強い中北上村坪井下つぼいしも村へはいしだわを越えて行く。

慶安元年(一六四八)宮部村を上下に分けたといい(作陽誌)、元禄一〇年(一六九七)の美作国郷村帳では高九七四石余。「作陽誌」の戸口は一一四軒・六一六人。天保九年(一八三八)の津山藩領郡村記録では家数一一〇・人数四五一、馬一、牛五三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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