寄掛る(読み)ヨリカカル

デジタル大辞泉 「寄掛る」の意味・読み・例文・類語

より‐かか・る【寄(り)掛(か)る/×凭り掛(か)る/×倚り懸(か)る】

[動ラ五(四)]
からだをもたせかける。もたれかかる。「壁に―・る」
自分の力でなく、他を頼みにする。「権力に―・った発言
[類語]もたれ掛かるもたれる寄せ掛けるしなだれ掛かるもたせ掛けるしなだれるもたせる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寄掛る」の意味・読み・例文・類語

より‐かか・る【寄掛・倚懸・凭掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 寄り添ってもたれかかる。よっかかる。
    1. [初出の実例]「ちかくだにえよらで、四尺のびゃうぶによりかかりてたてりていひける」(出典:大和物語(947‐957頃)六四)
  3. 頼みにする。依存する。よっかかる。
    1. [初出の実例]「よし風ふかば吹け波たたばたて与之様おはしますほどはと拠(ヨ)りかかれる心の憐れに可愛く」(出典:花ごもり(1894)〈樋口一葉〉一)

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