デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富沢半三郎」の解説 富沢半三郎(初代) とみざわ-はんざぶろう ?-? 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者。初代富沢左馬之助の門人。貞享(じょうきょう)元年(1684)上方から江戸にうつる。初代中村伝九郎にひきたてられ,伝九郎の当たり役の朝比奈(あさいな)役を演じて評判をとった。のち森田座の頭取となり,享保(きょうほう)15年(1730)引退。 富沢半三郎(2代) とみざわ-はんざぶろう ?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。江戸の人。2代中村伝九郎の弟子。中村伝吾,2代宮川八郎左衛門をへて明和5年(1768)2代を襲名。敵役をつとめた。没年は安永4年(1775)とも,6年(1777)ともいう。俳名は中葉。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by