富知神社(読み)ふくちじんじや

日本歴史地名大系 「富知神社」の解説

富知神社
ふくちじんじや

[現在地名]富士宮市朝日町

富士山の南西麓に鎮座祭神は大山祇命。「延喜式」神名帳の駿河国富士郡の「富知フヂノ神社」に比定される。現在は南隣にある富士山本宮浅間大社の摂社。福地社・福地明神社・不二神社とも記される。江戸時代に記された「富士本宮浅間社記」によれば、福地明神社は大宮おおみやの地に大同元年(八〇六)浅間神社(富士山本宮浅間大社)が遷座してくるまで、大宮の地主神であったという。

吾妻鏡」文治二年(一一八六)七月一九日条に「富士領上政所福地社」とみえ、源頼朝から神田を寄進されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む