デジタル大辞泉 「富雄丸山古墳」の意味・読み・例文・類語 とみおまるやま‐こふん〔とみをまるやま‐〕【富雄丸山古墳】 奈良県奈良市丸山にある4世紀後半の古墳。直径109メートルで、円墳としては日本最大級。鍬形石くわがたいしや蛇行剣、盾形銅鏡などの副葬品が出土している。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「富雄丸山古墳」の解説 富雄丸山古墳とみおまるやまこふん 奈良県:奈良市秋篠・富雄地区小和田村富雄丸山古墳[現在地名]奈良市大和田町大和田(おおわだ)集落の北西、矢田(やた)丘陵より富雄川右岸に向かって派生する尾根の最高所にある。尾根の頂上部の自然地形を利用して築かれ、直径八六メートル、高さ約一〇メートルの円墳で、墳丘には葺石や埴輪片が遺存する。この古墳から出土したと伝える鍬形石・盒子・管玉・石製模造品・有鉤銅釧などが京都国立博物館にあり、また天理参考館にも三面の鏡が所蔵され、きわめて重要な出土品のあった古墳として注目されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報