小参(読み)ショウサン

デジタル大辞泉 「小参」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さん〔セウ‐〕【小参】

禅宗で、住持随時随処衆僧に対して説法すること。→大参

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精選版 日本国語大辞典 「小参」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さんセウ‥【小参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。禅宗で、随時、所も定めず、住持が法座にのぼってする説法。⇔大参
    1. [初出の実例]「即小参次、請秉払。初任首座、即興聖寺最初首座也」(出典正法眼蔵随聞記(1235‐38)五)
    2. 「及び小参普説七縦八横の間において」(出典:夜船閑話(1757))
    3. [その他の文献]〔祖庭事苑‐八・雑志〕
  3. 禅宗で、新しく寺に属した僧の中で、諸礼指揮をとる参頭(さんとう)の下で衆僧を率いる者。小参頭。
    1. [初出の実例]「有祥蔵主小参、中固首座充衣鉢侍者」(出典:空華日用工夫略集‐至徳二年(1385)三月三日)

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