小器(読み)ショウキ

精選版 日本国語大辞典 「小器」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きセウ‥【小器】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さいうつわ。小さい器物。
    1. [初出の実例]「大器に対したる小器なれば」(出典:名語記(1275)六)
    2. [その他の文献]〔陸‐新刻漏銘序〕
  3. 転じて、度量の小さいこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「鼎詩唱和憶彌明、小器生光看大成」(出典空華集(1359‐68頃)一〇・龍翁和前偈且以鼎見還復和再献)
    2. 「惟然坊は中々盗などすべき小器(シャウキ)の僧にあらず」(出典:俳諧・誹諧世説(1785)三)
    3. [その他の文献]〔法言‐先知〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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