小量(読み)ショウリョウ

デジタル大辞泉 「小量」の意味・読み・例文・類語

しょう‐りょう〔セウリヤウ〕【小量/少量】

[名・形動]
わずかな分量。「―の塩」⇔大量多量
(小量)度量が狭いこと。また、そのさま。狭量。「―な人物」⇔大量
[類語](1微量少し少ない少しく少少ちょっとちょいとちとちっとちょっぴりいささかいくらかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三少数僅僅きんきんわずか数えるほどたったただたかだかしばらくなけなし低い手薄少なめ内輪軽少軽微微弱微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちび一つまみ一握り一抹一息紙一重すずめの涙鼻の差残り少ないちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口ささやか寸毫すんごうプチほのか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる心ばかりしるしばかり形ばかり/(2小器一時しのぎその場逃れその場しのぎ当座逃れ当座しのぎ一時逃れ糊塗弥縫びほう弥縫策泥縄場当たり一夜漬け付け焼き刃苦し紛れ間に合わせ有り合わせけちみみっちいいじましいせせこましい狡辛こすからさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつ低劣卑怯ひきょう狭量けつの穴が小さい

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精選版 日本国語大辞典 「小量」の意味・読み・例文・類語

しょう‐りょうセウリャウ【小量・少量】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ほんのわずかな分量。すこしの数量。また、わずかで、とるに足りないさま。
    1. [初出の実例]「陛下廻大陽之皇鑒、照小量之懇衷」(出典本朝文粋(1060頃)四・為入道前内大臣入道表〈大江匡衡〉)
    2. 「強て試んと欲ば必ず先づ少量より始むべし」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)
  3. 度量が狭いこと。狭い度量。狭量(きょうりょう)。自分の力量を謙遜してもいう。
    1. [初出の実例]「和哥各十二首可撰給之由称之、小量更難及、只愚意之分注出先遣之者也」(出典:実隆公記‐明応五年(1496)九月二八日)
    2. 「讒言を用ふるは取るに足らざる小量(セウリャウ)なり」(出典:歌舞伎・富士三升扇曾我(生立曾我)(1866)三幕)

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