小春・治兵衛(読み)こはる・じへえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小春・治兵衛」の解説

小春・治兵衛 こはる・じへえ

近松門左衛門浄瑠璃(じょうるり)「心中天の網島(てんのあみじま)」の主人公。
大坂天満(てんま)の紙屋治兵衛は大坂曾根崎新地の遊女小春とふかい仲となる。治兵衛の妻おさんへの義理がからんで,ふたりは網島の大長寺で心中する。享保(きょうほう)5年(1720)の事件をもとに脚色され,のち近松半二ら合作の「心中紙屋治兵衛」などに改作され,歌舞伎でも上演された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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