小村田之助(読み)おもれ たのすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小村田之助」の解説

小村田之助 おもれ-たのすけ

1624-1644 江戸時代前期の農民
寛永元年生まれ。病気の父にかわり,19歳で讃岐(さぬき)山田郡小村(おもれ)(香川県高松市)の庄屋となる。日照りによる不作年貢をはらえない村人のため,寛永20年年貢の分割延納(一説代納とも)を藩に嘆願,いったんはゆるされたが,先例となることをおそれた役人により,21年4月25日処刑された。21歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android