小村鄰(読み)コムラ チカシ

20世紀日本人名事典 「小村鄰」の解説

小村 鄰
コムラ チカシ

明治・大正期の神官 伊勢神宮禰宜。



生年
嘉永1年11月9日(1848年)

没年
大正9(1920)年2月5日

出生地
下総国古河(茨城県)

経歴
下総古河藩士の長男に生まれる。のち砲術家として下野(栃木県)足利藩に仕えた父に従う。戊辰戦争・上野戸倉の役に従軍して明治維新後、求道館(復興した足利学校)で教える傍ら川上広樹国学を学ぶ。明治5年栃木町神明宮の祠官となり、ついで二荒山神社権宮司、札幌神社宮司などを経て、33年伊勢神宮禰宜となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小村鄰」の解説

小村鄰 こむら-ちかし

1848-1920 明治-大正時代神職
嘉永(かえい)元年11月9日生まれ。砲術家として下野(しもつけ)(栃木県)足利藩につかえた父にしたがう。維新後,求道館(復興した足利学校)でおしえるかたわら,川上広樹(ひろき)に国学をまなぶ。二荒山(ふたらさん)神社権宮司(ごんのぐうじ),札幌神社宮司などをへて,明治33年伊勢神宮禰宜(ねぎ)となった。大正9年2月5日死去。73歳。下総(しもうさ)古河(こが)(茨城県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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