小田原地震(読み)おだわらじしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小田原地震」の意味・わかりやすい解説

小田原地震
おだわらじしん

神奈川県小田原市付近を震源とする地震フィリピン海プレートの一部である伊豆半島と日本列島のプレートとが衝突して沈み込めないため発生すると考えられる。小田原市周辺では 17世紀以降,少なくとも 寛永10(1633)年にマグニチュードM)7.0,天明2(1782)年に M7.0,嘉永4(1853)年に M6.7の地震が発生した。特に江戸時代末期の嘉永の小田原地震では被害が箱根御殿場真鶴などにまで及び,小田原城天守閣藩主屋敷などが多数損壊した。これらに元禄16(1703)年の元禄地震M7.9~8.2),1923年の関東地震M7.9。→関東大震災)を加えると,平均で約 70年おきに発生しているため,この周期M7規模の地震が発生する可能性が高いとみられている。

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関連語 石橋

最新 地学事典 「小田原地震」の解説

おだわらじしん
小田原地震

Odawara earthquake

神奈川県西部の小田原市付近に発生した大地震。将来同種の地震を指すこともある(神奈川県西部地震とも)。17世紀以降は,1633(寛永10)年,1782(天明2)年,1853(嘉永6)年の3回。いずれもM~7,小田原周辺が震度Ⅵ~Ⅶで大被害,寛永と嘉永は津波あり。それ以前は不明。小田原直下の同じ弱面が破壊し,1703年元禄・1923年大正関東地震の際にもそこが副次的に破壊したという説があり,その場合には単純計算の繰返し時間が73.0±0.9年となる。

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