小義(読み)ショウギ

デジタル大辞泉 「小義」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぎ〔セウ‐〕【小義】

ちょっとした義理

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精選版 日本国語大辞典 「小義」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぎセウ‥【小義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) すこしの義理。わずかの節義。また、わずかな義理を重んずるさま。
    1. [初出の実例]「心が寛広になうて死だ。あまり小義な者と也」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃))
    2. [その他の文献]〔史記‐伍子胥伝賛〕
  3. 聖徳太子が、推古一一年(六〇三)に制定し、朝廷での席次を示した冠位十二階うちの一つ。十二階中の第一〇等。
    1. [初出の実例]「始めて冠位を行ふ。大〈平〉徳〈入〉、小徳、大仁〈去〉、小仁、大礼〈平〉、小礼、大信〈平〉、小信、大義〈上〉、小義、大智〈平〉、小智、并て十二階」(出典:日本書紀(720)推古一一年一二月〈入〉)

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普及版 字通 「小義」の読み・字形・画数・意味

【小義】しよう(せう)ぎ

小さな義。〔史記伍子胥伝論賛〕向(さき)に伍子胥をして、奢(子胥の父)に從うて(とも)に死せしめば、何ぞ螻蟻(ろうぎ)に異ならんや。小義をてて大恥(そそ)ぎ、名、後世に垂る。悲しい夫(かな)。

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