尼寺古墳群(読み)にじこふんぐん

日本歴史地名大系 「尼寺古墳群」の解説

尼寺古墳群
にじこふんぐん

[現在地名]石井町石井 尼寺

気延きのべ山から北東に延びる尾根上に位置する六基からなる古墳群。組合せ式箱式石棺を主体とする一号墳と横穴式石室を主体とする二号墳とが知られ、昭和四四年(一九六九)に発掘調査が実施された。一号墳は尾根筋の頂部を利用して築かれた円墳で、墳丘は主として地山整形による。径九メートル・高さ二メートルと推定される。箱式石棺は岩盤墓壙を掘込み、結晶片岩の板石によって構築する。床面には円礫を敷設している。内法で長さ一・九四メートル、最大幅五二センチを測る。棺内外から管玉・ガラス小玉・須恵器短頸壺が出土。六世紀後葉の年代が与えられる。二号墳は墳丘がほとんど失われているが、わずかに残る等高線から径一〇メートルの円墳と推測できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む