尼将軍(読み)アマショウグン

デジタル大辞泉 「尼将軍」の意味・読み・例文・類語

あま‐しょうぐん〔‐シヤウグン〕【尼将軍】

源頼朝の妻政子の異称。夫の死後、尼の身で幕政を動かしたことからいう。→北条政子

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精選版 日本国語大辞典 「尼将軍」の意味・読み・例文・類語

あま‐しょうぐん ‥シャウグン【尼将軍】

[1] 「ほうじょうまさこ(北条政子)」の通称。源頼朝の死後、その妻政子が尼となって幕府政治を見、勢力をふるったことによる。
[2] 〘名〙 転じて、権力をふるう未亡人女性実力者
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一九「帳箱に尼将軍はひぢをつき」

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「尼将軍」の解説

尼将軍
あましょうぐん

北条政子の呼称。鎌倉幕府3代将軍源実朝の死後,元服前の藤原頼経将軍宣下をうけられないため,政子が事実上の将軍として号令したのでこうよばれた。「北条九代記」に「諸人皆おそれ随い尼将軍と申せし」とあるように,公的な呼称ではなく,御家人社会内外での通称。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「尼将軍」の解説

尼将軍 あましょうぐん

北条政子(ほうじょう-まさこ)

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百科事典マイペディア 「尼将軍」の意味・わかりやすい解説

尼将軍【あましょうぐん】

北条政子(ほうじょうまさこ)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「尼将軍」の意味・わかりやすい解説

尼将軍
あましょうぐん

北条政子

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旺文社日本史事典 三訂版 「尼将軍」の解説

尼将軍
あましょうぐん

北条政子

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尼将軍」の意味・わかりやすい解説

尼将軍
あましょうぐん

北条政子」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の尼将軍の言及

【北条政子】より

…翌19年(承久1)実朝が頼家の遺子公暁(くぎよう)に殺されると,幕府はさきの内約に基づき,後鳥羽上皇の皇子を鎌倉に迎えることを望んだが,上皇はこれを許さず,そのかわりに摂関家から,頼朝の遠縁にあたる藤原頼経が鎌倉に下ることになった。しかし頼経は当時2歳であり,実質上の将軍(鎌倉殿)は政子であって,俗に〈尼将軍〉と呼ばれた。21年後鳥羽上皇が討幕の兵を挙げ,承久の乱が起こると,政子は御家人たちに幕府の恩を説いて奮起を促し,都に攻め上らせ,勝利を収めた。…

※「尼将軍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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