尾形周平(読み)おがた しゅうへい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「尾形周平」の解説

尾形周平(初代) おがた-しゅうへい

1788-1839 江戸時代後期の陶工
天明8年5月28日生まれ。初代高橋道八の3男。家業をついだ次兄の2代高橋(仁阿弥(にんあみ))道八をたすけた。摂津の桜井焼,播磨(はりま)の東山焼,淡路(あわじ)の賀集珉平(かしゅう-みんぺい)がはじめた淡路焼(珉平焼)など,地方の窯の発展につくした。尾形姓を名のったのは尾形乾山(けんざん)に私淑したためといわれる。天保(てんぽう)10年3月15日死去。52歳。京都出身。幼名は熊吉(熊蔵)。名は光義(光吉)。

尾形周平(2代) おがた-しゅうへい

?-? 江戸時代後期の陶工。
初代尾形周平の跡をついだといわれている。一説には大坂心斎橋筋順慶町で,猪口(ちょこ),湯呑(ゆのみ)などを製作した文吉が2代周平ともつたえられる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android