局量(読み)キョクリョウ

デジタル大辞泉 「局量」の意味・読み・例文・類語

きょく‐りょう〔‐リヤウ〕【局量】

心の広さ。度量
壱岐は元来漢学者の才子で―が狭い」〈福沢福翁自伝

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精選版 日本国語大辞典 「局量」の意味・読み・例文・類語

きょく‐りょう‥リャウ【局量】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心の広さ。度量。
    1. [初出の実例]「某、局量褊浅、愚にして且つ侗也」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐黄権伝〕
  3. 物事にくぎりをつけて、それにとらわれること。また、そのような限られた考え。
    1. [初出の実例]「知は不触事なり、不触事は知なり。遍知と度量すべからず、自知と局量すべからず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)坐禅箴)

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普及版 字通 「局量」の読み・字形・画数・意味

【局量】きよくりよう(りやう)

心の大きさ。器量。〔三国志、蜀、黄権伝〕(魏の)の局量るを察し、試みて之れをかさんとし、~馬馳、錯せしむ。官屬侍從、碎魄せざる(な)し。而しては、擧止顏色自たり。

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