才子(読み)サイシ

デジタル大辞泉 「才子」の意味・読み・例文・類語

さい‐し【才子】

才知にすぐれ、頭の働きのすばやい人。多く男についていう。才人才物
抜けめがなく要領のよい人。「軽薄才子
[類語]才人才物知恵者英才秀才俊才天才俊英偉才奇才鬼才才女才媛異能

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精選版 日本国語大辞典 「才子」の意味・読み・例文・類語

さい‐し【才子・才士】

  1. 〘 名詞 〙 才ある人。才知のすぐれた人。頭の働きが鋭く、すぐれた才能を持っている人。特に、文章の才のある人。また、自分の才におぼれ、軽薄に才知をもてあそぶ人にもいう。
    1. [初出の実例]「勅右衛士督下道朝臣真備及諸才子曰」(出典:続日本紀‐天平一〇年(738)七月癸酉)
    2. 「招牌(かんぱん)つきは風流俊雅の才子(サイシ)と見えて弁舌懸河(けんが)の如くだから」(出典:滑稽本浮世床(1813‐23)二)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐文公一八年〕

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普及版 字通 「才子」の読み・字形・画数・意味

【才子】さいし

才高き人。詩文の才ある人。〔宋書、謝霊運伝論〕より魏に至るまで四百餘年、辭人才子、體三變す。~風餘烈、事は江右西晋)に極まる

字通「才」の項目を見る

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