屈める(読み)カガメル

デジタル大辞泉 「屈める」の意味・読み・例文・類語

かが・める【屈める】

[動マ下一][文]かが・む[マ下二]からだを前に折り曲げてやや低い姿勢をとる。かがむようにする。「腰を―・めてあいさつする」
[類語]かがむこごむしゃがむこごめるしゃがみ込むへたり込むうずくまる膝を抱くつくばう膝を折る膝を屈める

こご・める【屈める】

[動マ下一][文]こご・む[マ下二]からだを折り曲げる。こごむようにする。かがめる。「身を―・めて洞穴に入る」
[類語]かがむこごむしゃがむかがめるしゃがみ込むへたり込むうずくまるつくばう膝を抱く膝を折る膝を屈める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「屈める」の意味・読み・例文・類語

かが・める【屈】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かが・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 折り曲げる。かがむようにする。かがませる。こごめる。
    1. [初出の実例]「仏の前に没して、力士の臂を屈申(カカメノフル)が頃の如く、石の上に勇出しぬ」(出典:聖語蔵本願経四分律平安初期点(810頃))
    2. 「此のおよびをかがめてまかでぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

こご・める【屈・踞】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こご・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 体を折り曲げる。かがめる。
    1. [初出の実例]「背をここめて、まはる所を、大さか手に入て、かいひねって、けすてて見よ」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)

くぐ・める【屈】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]くぐ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 からだをかがませる。
    1. [初出の実例]「久方のあまつみ空は高けれどせをくくめてぞわれは世にすむ〈宗尊親王〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android