蹲る(読み)ウズクマル

デジタル大辞泉 「蹲る」の意味・読み・例文・類語

うずくま・る【×蹲る/×踞る】

[動ラ五(四)]
からだを丸くしてしゃがみ込む。また、獣が足をたたみ込んで腹ばいになる。「物陰に―・る」
しゃがんで礼をする。
「扇をしゃくにとりて、すこしうつぶして、―・り居たり」〈宇治拾遺・一四〉
[補説]歴史的仮名遣いを「うづくまる」とする説もあるが、平安時代文献にその確例はない。
[類語]つくばう屈むこごむしゃがむかがめるこごめるしゃがみ込むへたり込む膝を抱く膝を折る膝を屈める

つくば・る【×蹲る】

[動ラ五(四)]しゃがむ。うずくまる。つくばう。
はらり気早に立って、―・ったおんなの髪を袂で払って」〈鏡花婦系図

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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