デジタル大辞泉 「蹲う」の意味・読み・例文・類語 つくば・う〔つくばふ〕【×蹲う】 [動ワ五(ハ四)]《「突つき這はう」の意》1 うずくまる。しゃがむ。「―・って草をむしる」2 平伏する。ひれふす。「裃をも脱ぐべし。…―・うて待つべし」〈虎明狂・庖丁聟〉[類語]うずくまる・屈む・こごむ・しゃがむ・かがめる・こごめる・しゃがみ込む・へたり込む・膝を抱く・膝を折る・膝を屈める 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「蹲う」の意味・読み・例文・類語 つくば・うつくばふ【蹲】 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 ( 「突き這う」の意 )① よつんばいになる。うずくまる。しゃがむ。かがむ。つくまう。つくばる。[初出の実例]「牛大夫は、開口(かいこ)言はんとては、鼓打の方へ向き、つくばひて」(出典:申楽談儀(1430)能の色どり)② 平伏する。平身低頭する。蹲踞する。つくまう。[初出の実例]「つくばふ、如何。これは うやまう人の御前などに候時の事歟」(出典:名語記(1275)九)③ くじけおれる。だめになる。衰える。つくまう。[初出の実例]「運のつくばふ天皇殿と御衣をつかんで引出す」(出典:浄瑠璃・持統天皇歌軍法(1713)五) うずくま・ううずくまふ【蹲】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 「うずくまる(蹲)」の変化した語。[初出の実例]「広敷の片隅にお家久しき親仁、肴入(さかないれ)の番の為に独うづくまひてふしける」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)三) つくま・うつくまふ【蹲】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「つぐまう」とも ) =つくばう(蹲)[初出の実例]「鵝の鳥がはねをのしてえぶくれて柘の木の枝についつぐまうていたぞ」(出典:玉塵抄(1563)二二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例