日本大百科全書(ニッポニカ) 「山古志」の意味・わかりやすい解説
山古志
やまこし
新潟県中央部、古志郡にあった旧村名(山古志村(むら))。現在は長岡(ながおか)市の南東部を占める地域。1956年(昭和31)通称山古志「二十村郷」とよばれた種苧原(たなすはら)、太田、竹沢、東竹沢の4村が合併して、旧郷名をとって1郡1村の山古志村となった。2005年(平成17)長岡市に編入。棚田の灌漑(かんがい)用溜池(ためいけ)を利用したニシキゴイの養殖が盛んで、品種改良により名産地として全国的に知られたが、2004年の新潟県中越地震で大打撃を受けた。牛の角突きの習俗は、国指定の重要無形民俗文化財。
[山崎久雄]
『『山古志村史』全4巻(1981~1984・山古志村)』