山尽(読み)やまづくし

精選版 日本国語大辞典 「山尽」の意味・読み・例文・類語

やま‐づくし【山尽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山の名を集めつくすこと。山の名を列挙すること。また、そのもの。長唄京鹿子娘道成寺」の「面白の四季の眺めや、三国一富士の山、雪かと見れば花の吹雪か、吉野山」から「入相の鐘を筑波山東叡山の月のかんばせ三笠山」までなど。〔歌謡・松の葉(1703)〕
  3. 模様などで、各種の山鉾の形を集め描くこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「薄椛染(うすかはぞめ)小袖に山尽(やまツク)しの書紋」(出典浮世草子男色大鑑(1687)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む