最新 地学事典 「山形沖地震」の解説
やまがたおきじしん
山形沖地震
Yamagata-Oki earthquake in 1833
1833年12月7日15時頃(天保4年10月26日)発生し,山形県を中心に新潟県・秋田県・石川県などに大きな被害を出した,津波を伴う地震。庄内沖地震とも。地震の規模はM7.5~7.8と推定。100名程度の死者が出た。史料に記録が残っており,震央や波源の推定などが試みられている。山形県と新潟県の境で震度6,秋田県南部,新潟県の下越・中越で震度5程度とされる。津波高は局所的に10m以上(最大12.9m)で,佐渡島の北部では10m前後,山形県で5m以上,新潟県で4~5m,能登半島輪島でも5m程度の津波があった。地震断層(津波波源)は,1964年の新潟地震とほとんど同じでやや北にずれた位置とするものと,新潟地震とは重ならずより沖合にあったとする見解がある。津波マグニチュードの検討から高角度断層によるものとされる。
執筆者:髙清水 康博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

