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山王曼荼羅 さんのうまんだら

世界大百科事典 第2版の解説

さんのうまんだら【山王曼荼羅】

大津市坂本にある日吉山王社(日吉(ひよし)大社)の神仏や社殿を描いた垂迹(すいじやく)曼荼羅。山王社は神体山である八王子山を背に,東大宮三社と西大宮四社の上七社を中心に成立したが,延暦寺の鎮守として信仰されたため,つねに叡山の影響下で繁栄していた。山王曼荼羅はこのような叡山の宗教社会の中で要請され,山下の里坊や山王六講などの講で鎮守本尊として礼拝された。春日や熊野と同じように,本地仏を描いたもの,垂迹神を示したもの,神体山を背にした社景や個々の社殿に重点を置いたものなど,その形式はさまざまである。

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世界大百科事典内の山王曼荼羅の言及

【垂迹美術】より

…広義の神道美術,仏教美術の一分野といえ,造形的にも思想的にも,きわめて日本的な特徴をもつ作品が多く,平安時代末期から中世にわたって制作された。代表的な作品は垂迹曼荼羅で,春日曼荼羅山王曼荼羅熊野曼荼羅,石清水曼荼羅などがある。それぞれにさまざまな変化があるが,基本形は,本地仏を密教の曼荼羅のように配した本地曼荼羅と,社殿,社景を浄土のように描いた宮曼荼羅の2形式である。…

※「山王曼荼羅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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