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山科言経 やましな ときつね

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美術人名辞典の解説

山科言経

公卿。言継の次男。右権中将・左兵衛督を経て参議・権中納言に至る。日記『言経卿記』がある。慶長16年(1611)歿、69才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

山科言経 やましな-ときつね

1543-1611 織豊-江戸時代前期の公卿(くぎょう)。
天文(てんぶん)12年7月2日生まれ。山科言継(ときつぐ)の次男。有職(ゆうそく)故実と医薬に通じる。権(ごんの)中納言。天正(てんしょう)13年勅勘をうけ,本願寺の顕如らをたよって摂津にうつったが,慶長3年ゆるされた。正二位。日記に「言経卿記」。慶長16年2月27日死去。69歳。

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朝日日本歴史人物事典の解説

山科言経

没年:慶長16.2.27(1611.4.10)
生年:天文12.7.2(1543.8.2)
安土桃山・江戸前期の公家。山科言継の次男,母は葉室頼継の娘。天正5(1577)年1月5日正三位権中納言,同12年12月19日従二位に叙せられたが,翌年6月勅勘を受け出奔し,摂津で本願寺顕如の妻などより経済的支援を受け暮らしていた。同19年徳川家康より扶持米を支給され,文禄1(1592)年9月豊臣秀次に召し抱えられた。慶長3(1598)年12月7日勅勘を許される。家職の衣紋道の造詣深く,徳川家康の参内や将軍宣下のときの装束の世話をした。また,慶長1年4月16日徳川家康の内大臣昇進の推挙のとき,徳川家の家紋を「葵之丸」とすることを勧めた。彼の日記『言経卿記』(1576~1606)は,公家社会の日常を記すだけでなく,漢詩,和歌から医学,薬学にも造詣があったことを伝え,また長い勅勘生活を市井で暮らしたため庶民との交流を記している。

(藤田恒春)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山科言経
やましなときつね
(1543―1611)

戦国末から江戸初期の公家(くげ)。言継(ときつぐ)の子。1577年(天正5)権中納言(ごんちゅうなごん)となるが、1585年勅勘を被り京都を去って堺に居住。豊臣秀吉、秀次、徳川家康らに働き掛け、1597年(慶長2)ようやく勅免となる。その後1602年山科家として最高の正二位(しょうにい)に叙せられた。有職故実(ゆうそくこじつ)のほか、医学にも通じ、日記に『言経卿記(ときつねきょうき)』がある。[今岡典和]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の山科言経の言及

【公卿補任】より

…摂政・関白以下参議以上の現官と,三位以上の有位者を列挙した公卿の名簿。現在広く用いられている《国史大系》所収の本書は,神武天皇より持統天皇までは代ごとに,文武天皇以降(697以降)は年ごとに列記して明治1年(1868)に及んでいる。各人につき,本官・位階・年齢・兼官などを注し,初出の個所には,父母と公卿に至るまでの経歴をまとめて載せる。本書の成立の経緯は明らかでないが,平安中期にはすでに現在の形に近いものが作成され,廷臣の間で利用されていたことが,《小右記》などの記録によって知られる。…

【言経卿記】より

…山科言経の日記。1576年(天正4)より1608年(慶長13)に及ぶ。…

【山科家】より

…藤原北家房前(ふささき)の男魚名の後裔で,四条家の支流に当たる。すなわち四条中納言家成の六男権中納言実教(さねのり)(1150‐1227)を祖とする。後白河法皇の寵妃丹後局(高階栄子)の子教成(のりしげ)(1177‐1239)は法皇の信任が厚く,勅旨により四条実教の嗣子となり,丹後局の山科の別業を譲られ,子孫は同所に住んだが,南北朝時代の中ごろ,教行のときから地名にちなんで山科を姓とするようになった。…

※「山科言経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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