精選版 日本国語大辞典「山立」の解説
やま‐だち【山立】
〘名〙
※九冊本宝物集(1179頃)三「海をわたるものは、悪風海賊にあはじとおもひ、山をあるく人、落馬、山だちをつつしむ」
※神を助けた話(1920)〈柳田国男〉六「此由緒を以て、山立は如何なる山岳へも、行かぬ処無く御免を得て居る」
やま‐だて【山立】
〘名〙 航海の目標を見定め、風向・日和を考えて針路を決定する、航海長に相当する役。江戸時代では表仕・表役と呼ぶことが多い。〔船行要術(1505)〕
さん‐りつ【山立】
〘名〙 まっすぐに立つこと。どっしりと立つこと。〔礼記‐楽記〕
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