山紫陽花(読み)ヤマアジサイ

デジタル大辞泉 「山紫陽花」の意味・読み・例文・類語

やま‐あじさい〔‐あぢさゐ〕【山紫花】

アジサイ科の落葉低木。山地の沢沿いなどに生え、楕円形の葉が対生する。夏、青や白色の花びら状のがくをもつ装飾花に囲まれた小花多数つける。さわあじさい。

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精選版 日本国語大辞典 「山紫陽花」の意味・読み・例文・類語

やま‐あじさい‥あぢさゐ【山紫陽花】

  1. 〘 名詞 〙 ユキノシタ科の落葉低木。本州の福島県以西、四国九州の山地に生える。高さ約一メートル。葉は柄をもち対生、長楕円形で長さ五~一〇センチメートルになり、縁に鋸歯(きょし)がある。夏、枝先に白い小さな五弁花が多数群がってつき、花序のまわりには径約二センチメートルの装飾花が咲く。装飾花は普通白色。漢名、綉球・八仙花。さわあじさい。こがく。〔改正増補多識編(1670頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山紫陽花」の解説

山紫陽花 (ヤマアジサイ・ヤマアズサイ)

学名Hydrangea macrophylla subsp.serrata
植物。ユキノシタ科の落葉低木

山紫陽花 (ヤマアジサイ)

植物。スイカズラ科の落葉低木小高木,園芸植物ヤブデマリ別称

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世界大百科事典(旧版)内の山紫陽花の言及

【アジサイ】より

…房総半島,三浦半島,伊豆半島,伊豆七島,紀伊半島南部,四国南部などに自生するが,観賞用に庭園にもよく植えられている。ヤマアジサイ(サワアジサイ)H.macrophylla ssp.serratum (Thunb.) Makino(イラスト)は,アジサイと同じ種類に属し,日本の山地に広く野生している。またエゾアジサイH.macrophylla ssp.yezoensis (Koidz.) Kitam.は前者に似ているが,葉や花,果実が大型で,北海道と本州日本海側の多雪地域に分布する。…

※「山紫陽花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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