山荷葉(読み)サンカヨウ

デジタル大辞泉 「山荷葉」の意味・読み・例文・類語

さんか‐よう〔‐エフ〕【山荷葉】

メギ科の多年草深山林下に生え、高さ約50センチ。葉は盾形で二つに深く裂ける。夏、白い6弁花を数個開く。実は黒紫色。

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精選版 日本国語大辞典 「山荷葉」の意味・読み・例文・類語

さん‐かよう‥カエフ【山荷葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. メギ科の多年草。北海道、本州中部以北、近畿地方の深山の林下に生える。茎は一株一本で直立し、高さ三〇~六〇センチメートルで全体に短毛を生じる。根生葉は長柄をもち腎臓状楯(たて)形で径一五~三〇センチメートル、上部と基部に向かいあって深い二つの欠刻があり、縁は不規則な歯牙(しが)がある。茎葉は二~三個あり、根生葉に似る。六~七月、茎頂に小さな白い六弁花を数個つける。果実楕円形で黒熟する。山荷葉はキキュウの漢名の一つによる。〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 植物「ききゅう(鬼臼)」の異名。〔薬品手引草(1778)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山荷葉」の解説

山荷葉 (サンカヨウ)

学名Diphylleia cymosa subsp.grayi
植物。メギ科の多年草,高山植物,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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