岡崎敬(読み)オカザキ タカシ

20世紀日本人名事典 「岡崎敬」の解説

岡崎 敬
オカザキ タカシ

昭和期の考古学者 九州大学名誉教授。



生年
大正12(1923)年7月22日

没年
平成2(1990)年6月11日

出生地
北海道札幌市

学歴〔年〕
京都帝国大学文学部史学科〔昭和19年〕卒,京都大学大学院東洋史専攻博士課程修了

学位〔年〕
文学博士(九州大学)〔昭和54年〕

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和61年〕

経歴
昭和32年名古屋大学助教授、35年九州大学助教授となり、47年教授、62年定年退官、名誉教授。この間、60年佐賀県立有田窯業大学校初代校長兼任。27年からイランなど中近東の遺跡発掘調査に従事し、32年には日本人として戦後初めて敦煌を訪れるなど、シルクロード研究の先駆者として知られる。また志賀島から出土した「漢倭奴国王」の金印を本物と立証した。著書に「東西交渉の考古学」「絹の道の成立とその歴史的背景」「中国の考古学 隋唐篇」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡崎敬」の解説

岡崎敬 おかざき-たかし

1923-1990 昭和時代後期の考古学者。
大正12年7月22日生まれ。名大助教授をへて,昭和47年九大教授となる。立岩沖ノ島遺跡の発掘調査を実施。シルクロードの研究など中国を中心とした東西文化交渉史の研究に業績をのこした。平成2年6月11日死去。66歳。北海道出身。京都帝大卒。著作に「東西交渉の考古学」「中国の考古学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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