デジタル大辞泉 「岩屑流」の意味・読み・例文・類語 がんせつ‐りゅう〔‐リウ〕【岩×屑流】 岩石の破片、土壌、泥などが空気と混合して一気に斜面を流れ下る現象。山体崩壊に伴って発生する。流水と混合する土石流、高温の火山ガスと混合する火砕流と区別される。岩屑なだれ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
岩石学辞典 「岩屑流」の解説 岩屑流 堆積物と流体の混合物の流れで,流れは流体と細粒の堆積物のマトリクスに関係する.マトリクスは有限の降伏応力(yield strength)があり,大きな粒子を支えて重力によって移動する.岩屑流の例は泥流(mud flow)[Johnson : 1970]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の岩屑流の言及 【磐梯山】より …活動は7月15日午前7時45分に開始され,おもな活動は最初の約2時間くらいであった。かつての小磐梯山の山頂部を構成した多量の火山砕屑物が一瞬にして(時速約80km),北麓山村を襲い,大きな被害を与えた(この火山砕屑物の流動現象を岩屑流あるいはドライアバランシュという)。被害は5村11集落におよび,死者461名に達した。… ※「岩屑流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by