日本歴史地名大系 「岩本宮」の解説
岩本宮
いわもとぐう
白山七社の一。長寛元年(一一六三)頃の成立と推定される「白山之記」に白山宮加賀馬場本宮(現白山比神社)四社の一として宮名がみえる。同書によれば宝殿・拝殿・講堂・鐘楼・水宮や多くの小社を有し、「白鳥」という尼神を祀る奥宮があり、祭神は白山第二王子で僧形の禅師権現、本地仏は地蔵菩薩とされていた。名称は手取川河谷入口左岸の岩山、現辰口町岩本東方の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報