日本歴史地名大系 「岩谷観音」の解説 岩谷観音いわやかんのん 岐阜県：加茂郡坂祝町勝山村岩谷観音[現在地名]坂祝町勝山勝山（かつやま）の西端、木曾川の河岸にある。推古天皇の代に勧請したといい、岩窟中に石像の観音を安置する。現存する棟札には福島左衛門大夫の造立とあり、遠近よりの参詣者が多い。この岩窟は昔金を採掘した坑というが事績はつまびらかでない。また一説によれば、推古天皇の代に勝山の里に一漁翁がおり、ある日木曾川で網を使って漁をしていたが一尾も得られず、ふと水面を見ると一条の光明があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
