日本歴史地名大系 「岩野辺村」の解説
岩野辺村
いわのべむら
千種川の支流岩野辺川流域に位置し、西は
慶長国絵図に「いわなへ」とみえる。領主の変遷は千草町と同じ。正保郷帳に岩野辺村とみえ、田方六三六石余・畠方一三六石余。延宝七年(一六七九)の検地帳(岩野辺区有文書)では高八七四石余。寛保二年(一七四二)の宍粟郡村々高附(尾崎家文書)によると総反別六七町歩、千草谷一一ヵ村のうち最大の村で、上組・下組に分れていた。文政三年(一八二〇)の宗門人別改帳(岩野辺区有文書)では家数一四七・人数六五八。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報