岩陰(読み)イワカゲ

デジタル大辞泉 「岩陰」の意味・読み・例文・類語

いわ‐かげ〔いは‐〕【岩陰】

岩の後ろや下に隠れて見えない所。岩がくれ。
[類語]ほら洞穴ほらあな洞穴どうけつ洞窟岩窟石窟岩屋山窟鍾乳洞洞門風穴空洞

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精選版 日本国語大辞典 「岩陰」の意味・読み・例文・類語

いわ‐かげいは‥【岩陰】

  1. 〘 名詞 〙 岩の背後下方にあって、隠れている部分。岩がくれ。
    1. [初出の実例]「奥山の磐影(いはかげ)に生ふる菅(すが)の根のねもころ吾(われ)もあひ思はざれや」(出典万葉集(8C後)四・七九一)

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世界大百科事典(旧版)内の岩陰の言及

【洞窟】より

…岩の中にできた地下の空間で,人間が入っていけるだけの大きさをもち,入口の長径が奥行きまたは深さより小さいもの。断面が入口のところで最大となるものは,岩陰と呼んで区別している。自然の洞窟のうちで最も数が多いのは,石灰岩の中にできる石灰洞であって,鍾乳石などの二次生成物が多く見られるので,一般に鍾乳洞と呼ばれる。…

※「岩陰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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