島倉千代子(読み)しまくらちよこ

百科事典マイペディア 「島倉千代子」の意味・わかりやすい解説

島倉千代子【しまくらちよこ】

歌謡曲歌手。東京都品川区出身。警察官の家庭に生まれる。1953年日本音楽高等学校に入学,歌謡コンクールに参加しはじめ1954年日本コロンビア全国歌謡コンクールで優勝し,同社と専属契約を結ぶ。1955年《この世の花》(西条八十作詞・万城目正作曲)でデビュー,200万枚を超える大ヒットとなり,一躍人気歌手となる。以後1955年から1958年まで120曲を超える新曲を出し,《東京だよ,おっ母さん》(1957年)《からたち日記》(1958年)などが100万枚を超えるヒットとなった。高度成長前期の日本社会の代表的な歌謡曲歌手である。1968年,それまで《泣き節》と言われた歌唱イメージを変えた《愛のさざなみ》(なかにし礼作詞・浜口庫之助作曲)で日本レコード大賞特別賞を受賞,これも100万枚を超えた。1970年代から1980年代前半まで私生活でのトラブルや不幸に見舞われ停滞していたが1987年《人生いろいろ》(中山大三郎作詞・浜口庫之助作曲)が130万枚を超える大ヒットとなり再び大ブレーク,〈人生いろいろ〉は流行語となった。同年子供の頃から大スターだった美空ひばり生涯最も敬愛したが,美空ひばりの晩年になってはじめて親しい交友が始まったといわれる。1999年紫綬褒章受章。NHK紅白歌合戦に35回の出場を果たしている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島倉千代子」の解説

島倉千代子 しまくら-ちよこ

1938-2013 昭和後期-平成時代の歌手。
昭和13年3月30日生まれ。昭和29年歌謡コンクールで優勝,日本コロムビア入社。30年デビュー曲「この世の花」が大ヒット。以後「逢いたいなァあの人に」「からたち日記」「恋しているんだもん」「人生いろいろ」などおおくのヒットを生む。女優として多くの映画ドラマにも出演した。平成25年11月8日死去。75歳。東京出身。日本音楽高卒。

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367日誕生日大事典 「島倉千代子」の解説

島倉 千代子 (しまくら ちよこ)

生年月日:1938年3月30日
昭和時代;平成時代の歌手

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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