島原模様(読み)シマバラモヨウ

デジタル大辞泉 「島原模様」の意味・読み・例文・類語

しまばら‐もよう〔‐モヤウ〕【島原模様】

和服で、襟先からおくみ前裾まえすそにかけて置いたはでな模様京都島原遊女衣装から始まったという。千代田模様。島原つま模様。

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精選版 日本国語大辞典 「島原模様」の意味・読み・例文・類語

しまばら‐もよう‥モヤウ【島原模様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 京都島原の遊女の衣服からとった模様 ) 衣服模様の一つ。褄模様の一種で、褄からおくみ、襟にかけて模様のある、はなやかなもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「島原模様」の意味・わかりやすい解説

島原模様
しまばらもよう

裾(すそ)模様が、ややはでに胸から肩のあたりにかけて伸び上がったもので、島原褄(つま)ともいう。島原褄は、江戸で好まれた江戸褄に対して、京都の島原の舞妓(まいこ)に早くから好まれたもの。1781年(安永10)版の『雛形曙桜(ひいながたあけぼのざくら)』(松田屋彦市画)にこの模様がみられるが、明和(めいわ)~天明(てんめい)年間(1764~89)にかけて流行したものであろう。

村元雄]

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