島崎鶏二(読み)シマザキ ケイジ

20世紀日本人名事典 「島崎鶏二」の解説

島崎 鶏二
シマザキ ケイジ

昭和期の洋画家



生年
明治40(1907)年9月8日

没年
昭和19(1944)年10月10日

出生地
東京

経歴
川端画学校藤島武二師事、昭和3年二科展初入選。4年渡仏、6年帰国、写実的な技法で女性像を描いた。10年第22回二科展に「笛」「娘」「肖像(藤村像)」などを出品、同会会友。12年第24回二科展に「朝」「川辺」「野道」を出品、同会会員に推された。第29回展には「牧草」と精力的に作品を発表。太平洋戦争軍属として従軍、19年フィリピンで飛行機事故に遭った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島崎鶏二」の解説

島崎鶏二 しまざき-けいじ

1907-1944 昭和時代前期の洋画家。
明治40年9月8日生まれ。島崎藤村次男。川端画学校で藤島武二の指導をうけ,3年間フランスでまなぶ。二科展に出品し,昭和9年「少年」「夏」などで特待となり,のち二科会会員。軍属として従軍したフィリピンで,飛行機事故のため昭和19年10月10日死去。38歳。長野県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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