崇徳天皇陵(読み)すとくてんのうりよう

日本歴史地名大系 「崇徳天皇陵」の解説

崇徳天皇陵
すとくてんのうりよう

[現在地名]坂出市青海町

白峯しろみね寺の北西にあり、白峯陵ともいう。崇徳天皇は鳥羽天皇の子で、保安四年(一一二三)鳥羽天皇の譲位により即位。しかし上皇となった鳥羽院は崇徳天皇に譲位を迫り、永治元年(一一四一)に院の寵妃美福門院の子近衛天皇強行に即位させた。近衛天皇は嗣子のないまま早世したため、崇徳上皇重祚または子重仁親王の即位が予想されたが、美福門院の後押しで崇徳上皇の弟後白河天皇が即位、崇徳上皇の不満は保元元年(一一五六)の鳥羽院の死により爆発して保元の乱が起こった。しかし崇徳上皇は敗北して同年七月二三日に讃岐へ配流となり、長寛二年(一一六四)八月二六日に讃岐で没した(兵範記・百錬抄)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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